葬儀施工事例紹介「 50年連れ添った奥様との別れ」 / 馬込斎場｜葬儀･葬式･家族葬

家内は私が学生の時から50年連れ添った中でした。
病院で余命が半年と宣告された時は、頭の中が真っ白になりどうしていいかわからなかった私でしたが、、
そんな私に家内は「これから死ぬまでにできることを残せることを全部やりましょう」と言い、逆に励まされました。

最近はご逝去される前に葬儀の計画を打ち合わせに来られるケースが珍しくありません。

このたびの故人様は喪主様とご夫婦で相談に来られました。
奥様が病院にて余命の宣告をお受けになり、お二人で”これから何をしたいか、何をすべきか”を話し合いになられた結果、ご相談に来られました。

奥様は「私たちは結婚式の時簡易な式で済ませてしまったことが心残りなので、今回の葬儀は来て欲しい友人に来てもらったり飾り付けもこだわりの祭壇にしたい」とご要望されました。

もしもの際、いざと言う時に心構えができるよう、喪主様からご主人様へと心構えの準備ができるよう配慮されたのかもしれません。

式は滞りなく進行させていただきました。終わった後喪主様からは

「もし家内と2人で相談に伺ってなければ、ここまで気持ちの動揺なく式を行えたか、、、自信がありません。生前に相談に上ることは正直言うと当初本当に理解ができず困惑しておりましたが、今終わってみるとそれがあったからこそ心の整理がつききちんとした別れができたと確信しております」

とお言葉をいただきました