馬込斎場家族葬のメリット〜通夜日の流れ〜
通夜はもともと、故人の生き返りを願って、遺族らが遺体を”夜通し”見守る儀式でした。
それが現代では「夜間告別式」の扱いに変わってきています。これは翌日の「葬儀・告別式」が午前中におこなわれるため、会葬者は仕事を休むなどの調整が必要となり、夕方6時ごろから始まる「通夜」のほうが参列しやすいからです。
このため、近年では、葬儀・告別式よりも参列者が多くなる傾向にあります。
馬込斎場通夜の進行
1.着席……15分前には一同着席。
2.僧侶入場(開式)……一同仏前に合掌、一礼して迎えます。
3.読経……僧侶による読経が行われます。
4.焼香……喪主、遺族、親族、友人の順番で焼香します(通常は読経後に焼香が行われますが、状況により、読経の途中から焼香が始まる場合もあります)
5.僧侶による法話……僧侶による法話や説教を聞きます(省かれることもあります)
6.僧侶退場(閉式)……一同仏前に合掌、一礼して送ります。
7.喪主の挨拶……喪主が参列者へお礼のあいさつをし、通夜振る舞いの席へ案内します。
8.通夜振る舞い……通夜の後、参列者へ食事や飲み物を振る舞います。1〜2時間程度で切り上げ、喪主が閉会の挨拶をします。
9.夜伽をする……近親者が火(線香)を絶やさず、夜通し故人に付き添います。仮眠を取りながら見守りますが、葬儀場所によっては夜間の出入りを禁止していたり、火を扱えないこともあり、故人を置いて帰宅し、翌日に備えて就寝するケースもあります。
馬込斎場
集まる人が限られた家族葬では、従来のお葬式のように、遺族が参列者の対応に振り回されることはありません。
参列者も故人を知る、親しい間柄の人ばかりのため、遺族や親族と一緒に悼む気持ちを共有できます。
また、少人数なので、各々が十分に時間をかけて、故人とのお別れが適います。事前に検討し、準備していた場合ではなおさらに、故人のために長く心を砕いたこととなり、一層充実した悔いのないお別れができるでしょう。
馬込斎場「追加料金ゼロ」でも接待飲食費は別計上
追加費用がかかりやすいのが、会葬者へのおもてなしに使う「接待飲食費」です。
昨今では「追加料金ゼロ」を謳った”全部込み”のプランも数多く登場しています。寝台車、霊柩車の移動費から安置室、会場使用料に加え、火葬料まで含んだ”トータルパッケージ”です。
ただし、そうした内容でも「接待飲食費」は別計上になるのを忘れないようにしましょう。
さらに、「全国均一料金」を掲げる葬儀社紹介業者や代理店も増えていますが、こちらも紹介サイト同様に、内部でバックマージンが発生しています。土地柄によっては、地域の”相場”より割高になるケースもあり、必ずしも”おトク”とは言い切れません。
とはいえ、心神喪失状態で検討、判断する余裕も時間もない状況では、公明正大な料金表示や「全部込プラン」は心強いもの。
事態に応じて使い分けるのが賢明です。
馬込斎場資格取得の有無も葬儀担当者の評価基準に
当日は、葬儀担当者の力量がモノをいいます。アクシデント対応のほか、乳幼児や体の不自由な参列者、親族らへの気配りができるかは重要なポイント。
寒々とした雰囲気で、どうにも未がともなわないといったお葬式では、気のきかない、あるいは”人の死”に慣れきってしまい、死者への尊厳も蔑(ないがし)ろに、ベルトコンベア式に業務をこなすだけの、心無い担当者の場合が多いのです。
葬儀担当者のレベルをはかるには、厚生労働省認定の葬祭ディレクターやFBO(料飲専門家団体連合会)主催の「儀典オーガナイザー」資格取得の有無も、評価の基準にすることができます。
前者は葬儀に関する知識と技能を証明する準国家資格で1級と2級があり、後者は通過儀礼や冠婚葬祭における正しい知識とサービスの習得を裏づけるものです。必須資格ではありませんが、葬儀への意識の高さや対応能力を判断する目安のひとつにはなるでしょう。
馬込斎場家族葬では「香典辞退」も 商品券が喜ばれる返礼品
通夜や葬儀・告別式の参列者へ”お礼の品”として渡すものは、大きく分けて3つあります。
1.通夜返礼品……通夜に訪れた人へお礼状(通夜礼状)とともに渡す品で、お茶や砂糖など口に入るものが一般的。本来は、通夜振る舞いに出られない人向けに持ち帰ってもらうものでしたが、今では参列者全員に渡すことが多くなっています。
2.会葬返礼品……葬儀・告別式の会葬者全員にお礼状(会葬礼状)とともに渡す品で、タオルやハンカチなどの小物類が用いられます。
3.香典返し……香典をもらった人へお返しする品で、本来は忌明け(四十九日)当日から1ヶ月以内に贈ります。あとに残らない消耗品(日用品や食品)やカタログギフトなど、香典額の半分から3分の1程度の品物を用意するのが一般的です。
馬込斎場
ただし、近年では通夜が告別式化して、通夜だけに参列する人も増えているため、通夜と葬儀・告別式両日を通じて同じ返礼品を用意することも多くなっています。
そして最近、増えているのが「即日返し」です。これは通夜や葬儀・告別式の当日に、香典額に関係なく、2〜3000円程度の品物を用意して、忌明けを待たずに反してしまうもの。香典の金額に見合わないお返しになる場合もありますが、渡し損ねもなく、あとの面倒がありません。
さらに家族葬では、「香典辞退」のケースもあります。この場合は、親族のみ香典を受け取りますが、香典返しはせず、一般の方からの香典は受け取りません(ただし、返礼品は全員に用意します)。
少人数なだけに「双方が手間的に面倒」といった理由からで、「形だけの無駄なものは省く」とする、昨今の価値観が反映されています。
こうした考え方は返礼品や香典返しにも通じ、趣味の合わないタオルなどよりは、昨今ではクオカード(コンビニで使えるカード)や商品券が最も喜ばれる傾向にあります。
お葬式は地域によってしきたりや慣習が著しく異なるもの。
尊重すべき慣習は大事にしながら、お礼の品も時代に合わせた対応が必要です。