馬込斎場安置場所を慎重に選ぶ必要があります。
自宅安置以外の直葬では、火葬前に面会をするか、”別れの場”を設けるかで、安置場所を慎重に選ぶ必要があります。
事前に面会をしない場合は、火葬直前に火葬炉の前で数分間のみお別れをすることになりますが、火葬場によっては拝顔が適わない場合があります。
また、火葬場では火葬時間がキッチリと決まっているため、直前はどうしても慌ただしくなるのを知っておきましょう。
公営の火葬場の安置場所では時間の制約があり、役所の執務時間(8時半〜17時)のみ面会が可能。「面会できる安置場所がある」とした葬儀社の施設でも、専用の安置場所を備えておらずに、駐車場のプレハブ倉庫のコンテナや、寝台車内にそのまま安置されるケースもあります。なお、保冷庫内の安置では、基本的に面会できません。
直葬では、施設で「安置場所を備えているか」に加えて、「面会可能か」「どのレベルの安置場所か」を事前に確認しておくことが必要です。
馬込斎場直葬から組み立てるオーダーメードのお葬式
直葬では、法律で定められた「遺体を火葬する」ことのみが忠実に守られた、最もシンプルな葬儀スタイルです。従来どおりに、葬儀のパッケージプランから”不要なものを省いていく”のではなく、逆に、直葬をベースに”必要なものを加えていく”ようにして、理想に近いお葬式に組み立てていくこともできます。
直葬を基本にコーディネートする場合、「オプションの幅が広い」という利点があります。選択肢に限りがないため、予算を考慮しつつ、本当必要と思うものだけを優先順に加えていけるので、個々で千差万別感を出すことが可能です。いうなれば、お葬式の”オーダーメード”です。
時代とともに、お葬式は”地域のイベント”から”プライベートな行事”へと変わってきました。世間体を気にせず、宗教儀礼に頼ることなく、限られた身内のみで送るからこそ、価値観と特徴に合わせたお葬式にすることもできるのです。
馬込斎場直葬向けの施設や対応が整っているかをチェック
「病院の斡旋業者に直葬を依頼したら、露骨に嫌な顔をされた」「葬儀社の事前相談で直葬を打診したら態度が急変した」「断られた」などは、よく聞く事例です。というのも、直葬は費用自体が安価で、施工側にとっては利益が少ない内容のため、請け負いたがらない業者が多いのです。
近年の需要の急増から、専門プランを設ける葬儀社も増えてきましたが、なかには「とりあえず『直葬』依頼者を募って、さまざまな理由をつけて施工金額を吊り上げていく」のを常套手段にしている業者もあるので注意が必要です。直葬では基本的に、数人の親族のみで会葬者がいないため、口コミでは広がりようがなく、評判が伝わらないからです。
馬込斎場「安置場所」と「葬儀場所」
とはいえ、葬儀社選びで基準のひとつとなるのが、「安置場所」と「葬儀場所」。とくに、火葬までの間になんらかの”別れの場”を設けたいなら、そうした要望に応えられるかを、必ず事前に確かめましょう(自宅で安置、お別れをしない場合)。
業者によっては、自社の葬儀会館の安置室で告別式的なことが行なえるように配慮してくれます。また、小規模な「告別室」や「面会室」を備えた、直葬向けの施設を設けている葬儀社もあります。
葬儀プランの内容も吟味して、直葬向けの対応が充実している業者を選ぶことが肝心です。新しいムーブメントなだけに、現下では柔軟に対応できる葬儀社が限られており、望むスタイルの直送ができるかは、今のところ業者しだいの感があるからです。
簡素な葬儀が故人を蔑(ないがし)ろにしたことにはなりません。「直葬＝わびしい」といった思い込みは禁物！
