馬込斎場葬儀の際にとる食事にはどのような種類のものがあるのか
喪主になりいざ葬儀の手はずを整えることになると困惑することは多くあるでしょう。葬儀の形式に画一的な正解はなく、その地域や宗派にそった形式の葬儀を喪主や親戚、そして参列者が納得のいく形の葬儀が正解なのです。
葬儀にあたって喪主は様々な事柄をするのかしないのかという選択に迫られます。それは葬儀全体の流れの中で行う儀式的なことであったり、葬儀の儀式の内容に関するものであったりします。ここでは葬儀全体の中でとる食事について説明をしていきます。
馬込斎場お通夜の直後にとる、ビュッフェ形式の通夜ぶるまい
葬儀全体は、「お通夜」、「葬儀・告別式」、「火葬」、「初七日法要」で構成されています。その中で食事を行うのはお通夜のあと、火葬の最中、そして初七日法要のあとに行うものの三種類です。
この中でお通夜のあとに食べる食事のことを一般的に「通夜ぶるまい」と言います。通夜ぶるまいはお通夜に参加した人がお通夜のあとに食べる食事のことです。もともとは弔問客をもてなすために行われた食事の席でした。喪主側は、取り分けやすい大皿料理で参列者の人数の半分くらいの量を用意します。弔問客側としては料理に少し口をつける程度で退席するのが通常とされています。家族葬などの場合、昼から葬儀の準備などで食事をとっていないため、ここで夕飯の代わりをするという場合もあるでしょう。そうした場合には食事の量を調節する必要があります。
馬込斎場お骨揚げのさいにとるお礼と労りをこめた仕上げ料理
火葬の最中であるお骨揚げのさいに行う料理のことを仕上げ料理と呼びます。お骨揚げは遺体を火葬している一時間から二時間の間にとる食事のことです。地域によっては精進落としと呼ぶこともあるため注意が必要です。
仕上げ料理は、親戚や葬儀を行ううえでお世話になった方に対するお礼の食事です。その人数分の食事を用意するのが通例となっています。また地域によっては食事会場に位牌を安置し遺影写真を飾ります。故人用の食事をお供え膳として、仕上げ料理と同じものを用意することもあります。
馬込斎場全てが終わったあとでとる葬儀全体の締め精進落とし
初七日の法要のあとにとる食事のことを御斎(おとぎ)と呼びます。御斎はさまざまな法事法要が行われたあとに行う食事のことです。特に初七日が行われたあとに行うものを精進落としと呼んでいましたが現在ではどの食事が精進落としなのかということが混合してしまっているという現状もあります。
このように葬儀に関する食事は全部で三種類あります。そのうちの二つ、仕上げ料理と精進落としはタイミングによっては二日目のお昼時に重なってしまう可能性があります。こうした食事というのは形式もありますが、お昼ご飯を二回も食べられないという場合には思い切ってどちらかを省略してしまうのもひとつの方法かもしれません。
人数をきちんと把握し、どのタイミングでどの食事をとるのかということをきちんとすることによって、意外に高額になる葬儀に関する飲食費を無駄なく抑えることができるはずです。
