家族葬(かぞくそう)
家族や親族、親しい友人・知人のみで小規模で行う葬儀形式が家族葬(かぞくそう)です。
参列人数は10~30名程度でシンプルな形式が多いが、お通夜・葬式・火葬の全体の流れは一般的な葬儀と変わりありません。
家族葬の成り立ち
「家族葬」という言葉が一般的に使われ始めたのは、平成10年以降と言われています。
元々小規模での葬儀は「密葬」などと呼ばれていましたが、こちらは秘密に行うという意味が強く、小規模で行うことが目的の「家族葬」とは少し意味合いが違います。
地域に縛られない現代の生活事情や、バブル経済以降の消費を控える傾向などの複合的な要因によって小規模化のニーズが出来た結果、2010年以降は各葬儀社が対応しています。
家族葬の歴史
上記の通り家族葬にはまだ数十年の歴史しかなく、ようやく確立されつつあるスタイルです。
ですが、小規模型葬儀に効率的に対応できるよう、2000年以降に建設された葬儀場では、家族葬から一般葬が可能な中規模の会場を基本として、2つの会場をつなげてこれまでの大規模な会場として利用するタイプ、家族葬より小規模のみ対応する様な小規模の会場など、そもそもの作りを小型化をしている会場もあります。
各葬儀社では「家族葬プラン」と名前をつけ、最初から小〜中規模葬儀への対応をうたいただいしました。
現代の家族葬
現代ではさらに小規模な「直葬」という葬儀スタイルが現れた事で、家族葬はすべての葬儀のちょうど中間、標準となる葬儀スタイルとして認知されつつあります。