葬儀社は喪主の代わりにどのようなことをしているのか vol.1 / 馬込斎場｜葬儀･葬式･家族葬

亡くなってからすぐに行わなければならないことは、遺体を搬送すること、そして遺体を安置する場所を確保することです。また死亡の確認をしたという書類を作成してもらわなければなりません。病院で亡くなったときなどはすぐに搬送を行わなければなりません。病院や施設などには遺体を安置しておくことはできません。そのため遺体をすぐに移さなければならないのです。この搬送というのは自身で行うには非常に困難です。

そのため、自身で遺体を搬送する人は非常に少なく、葬儀社に運んでもらう、もしくは葬儀社を通じて搬送を行う業者に依頼をすることになります。

遺体を搬送する際には当然車両が必要になります。一般の自動車で搬送することもできますが、自身で遺体を搬送することは難しいという点も多くあります。運ぶために人数が必要であるということ、きちんと遺体を固定するための設備が必要であるということ、警察などに身分確認をされたときに必要な書類をきちんと持っているのかということなどがその困難な理由でしょう。また遺体を損傷なく運ぶためにはそれなりの技術や知識も必要でしょう。

遺体の搬送を普段から行っている専門の業者であればそうした問題をきちんと解決したうえで遺体の搬送を行うことができます。また専用の機材などもそろっているため、住宅に搬送する際などにもきちんと送り届けることができます。

遺体を安置する際には遺体のケア、そして枕飾りの準備や枕経の手配が必要になります。
遺体を安置する際には、亡くなったあと遺体を清掃し、そして着替えや化粧などを行う作業を行います。こうした対応に関しても葬儀社を通じてサービスの申し込みをするのが一般的です。

またお通夜の前に線香をあげられるようにするため枕飾りを設置します。香炉などがある家はほとんどないため、こうした物品の手配も葬儀社に依頼することになります。

檀家など懇意にしている寺社がない場合には、宗教者に連絡を取ってもらい、枕経をあげてもらう手配も進めます。
枕経は亡くなってから一番にあげるお経で、通常枕経をあげてもらったさいにその後のお通夜や葬儀告別式、そしてその後の法要についてのスケジュールの確認を行います。